Go_Readerは、日本棋院の公開している棋譜再生ソフト「Kiin Editor」(リンク)によって作成された棋譜のファイル(.ugf形式)を、視覚障害者向けに読み上げるためのフリーソフトです。本ホームページの運営に携わるボランティアによって開発されました。
ダウンロード
ダウンロードするには下のボタンをクリックしてください。 初期設定についてはこちらWindows10での動作を確認しています。インストールは不要ですが、実行にはC#の.exeファイルをサポートしているOSが必要です。
- これはフリーソフトであり、どなたでも自由にダウンロード、利用できます。
- 再配布を可能とします。
- CD-ROMの付録など、営利目的での利用を可能とします。ただし、ソフト単体の販売はお控えください。
- 棋譜の読み上げ、その他棋譜の内容理解のために適当と考えられる範囲での改造・加工を可能とします。
- 比較的単純なソフトであるためお使いのコンピュータに問題を発生させることは考えにくいですが、このソフトのダウンロードや使用等によって生じた損害に対しては一切の責任を負いません。
※動作確認用のサンプルデータを2点(対局、問題作成の1つずつ)同梱しているので、適宜ご利用ください。これらはあくまでも動作確認用なので、利用しなくても削除しても問題ありません。
使い方
まず、このソフトは上記の通りKiin Editorによって作成されたUGFファイル(棋譜)を読み上げるためのものであるため、ソフト単体では正しく動作しません。そのため、このソフトを使うには読み上げたいUGFファイルが必要になります。このソフトを利用する方法はいくつかありますが、このGo_ReaderをUGFファイルを開く既定のプログラムに設定すれば、初回の設定以降は任意のUGFファイルをクリックするだけで直ちに読み上げを始めることができるので、ここではその方法を推奨します。詳しい方法はGo_Readerの初期設定など(再掲)に掲載しています。
操作方法
キーボードの任意のキー:読み上げを一つ進める(押し続けると早送り)左矢印キー:読み上げを一つ戻す(押し続けると巻き戻し)
最後の「キーボードを一つ押すと最後の手に…」というメッセージが出る所でキーボードの任意のキー:棋譜の最後に戻る
同上、Escキー:アプリケーションを終了する
(※ウィンドウ右上の×ボタンを押せばいつでも終了できます。)
機能
- 日本語の合成音声によるUGFファイルの棋譜の読み上げ(早送り、巻き戻し可能)
- 読み上げ内容は基本的にコンソール(文章のみが表示される黒い画面)にも表示し、内容を視覚的に読み取ることの他、コピーすることも可能
- 入力された棋譜は対局かKiin Editorの盤面編集機能で作成された問題かを自動で判断し、読み上げ内容を変化させる
- 対局の棋譜の場合、一手ごとにアゲハマ(取り上げた相手の石)があるか判断し、ある場合はその位置を読み上げる。終局後はアゲハマの全体の数を読み上げる
- UGFファイルに含まれる情報から、棋譜作成日、大会名、大会場所、対戦者の名前と段位、日本ルールか中国ルールか、盤のサイズといった対局情報を読み上げる
更新情報
2022/5/7 | 圧縮ファイルにソースコードを追加 |
2022/3/5 |
読み上げに合わせて棋譜を一手ずつ再表示するように修正 早送り/巻き戻し中はアゲハマの読み上げを省略するように修正 READMEの追加 |
2022/3/2 | 公開 |