ダウンロードボタンや全般的な説明などは譜面読み上げ用ソフトGo_Readerをご覧ください。
下準備:Kiin Editorで作成したUGFファイルを用意する
Go_Readerの紹介ページでお伝えした通り、このソフトを利用するには、Kiin Editorで作成する棋譜のデータであるUGFファイルが必要なので、別途用意してください。なお、Go_Readerには動作確認用のサンプルデータを2点同梱しているので、適宜ご利用ください。1. ダウンロードした圧縮ファイルを展開する
まず、ダウンロードした圧縮ファイルは、お使いのパソコンの「ダウンロード」フォルダーまたはそれに準ずるフォルダーに入っていると思います。このファイルは圧縮されているため、展開(以前の呼び方では解凍)する必要があります。フォルダをクリックすると、ウィンドウ上部に「圧縮フォルダー ツール」というものが出てくるので、その中から「すべて展開」をクリックし、ウィンドウが開くと「展開」をクリックすることで展開できます。
なお、ここで展開したフォルダーは、例えばデスクトップや「ドキュメント」フォルダーなど、分かりやすい他の場所に移しておくことをおすすめします。パソコンの設定によっては、ダウンロードフォルダーにある古いファイルを自動削除する可能性もあるからです。一方、展開した後の.zipファイルは削除しても構いません。
2. Go_ReaderをUGFファイルに対する既定のプログラムに設定する
紹介ページでお伝えした通り、このソフトはインストールしなくても利用することはできますが、便利に使えるようにするためには、棋譜のUGFファイルに対する既定のプログラムに設定することをお勧めします。そうすれば、以降はUGFファイルを1回クリックするだけですぐにGo_Readerを起動することができます。設定を行うには主に2通りの方法があり、概ね2-1の方が簡単ですが、どちらを用いても構いません。以下で両者についてお伝えするので、どちらか1つを行ってください。
2-1. UGFファイルのプロパティから設定
これは、UGFファイルに対するプロパティから既定のプログラムとしてGo_Readerを選択する方法です。まず、適当なUGFファイル(Go_Reader同梱のサンプルでも構いません)を右クリックし、メニューから「プロパティ」を選びます。
次に、プロパティのウィンドウの中にある「変更」をクリックします。
そこには色々なアプリが出てきますが、一覧の下の方にある「その他のアプリ」を選択し、更に下にスクロールしてください。すると「このPCで別のアプリを探す」とあるので、それをクリックしてください。
するとプログラムファイルの場所が開きますが、先ほどダウンロードしたGo_Readerのフォルダーがある場所まで移動してください。左側のナビゲーションウィンドウにあるショートカットを使うと効果的です。
それから、Go_Readerのフォルダーを開き、Go_Reader.exeを選択して「開く」をクリックして下さい。
これでプログラム選択ウィンドウは閉じるので、後はプロパティの「OK」を押せば完了です。これ以降、UGFファイルをクリックするだけでGo_Readerが起動し、読み上げを開始します。
なお、ここでは省略しますが、Windowsの「設定」から「アプリ→既定のアプリ→ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」とし、一覧から.ugf形式のファイルに対する既定のアプリを選ぶことも出来ます。ただし、一定以上利用しているアプリしか選択できないようなので、基本的には上でお伝えした方法がいいでしょう。
2-2. コマンド文を利用する(管理者権限が必要です)
二つ目の方法として、コマンド文を利用して関連付けを行うという方法があります。この方法はやや手順が複雑ですが、万一上の方法が使えなかった時のために掲載します。ただし、この方法では管理者権限が必要になるため、お使いのパソコンの管理者権限を持っている方が居合わせていない場合は2-1の方法を取ってください。また、既定のプログラムを既に手動で設定している場合はそちらが優先されるので、この手順を最後まで正しく実行しても既定のプログラムは変更されません。その場合は、お手数ですが2-1の方法で設定し直してください。まず、ダウンロードしたGo_Readerの圧縮ファイルを展開していることを確認してください。ここで、圧縮ファイルの仕様として、圧縮ファイルが展開される時、そのフォルダが同じ名前のフォルダーに二重に入れられるというものがあります。その場合、例えばダウンロードフォルダーの中にGo_Readerがあり、その中にGo_Readerがあり、その中にGo_Reader.exeなど中身のファイルがあるという形になります。これは後に紹介するExcelファイルでの処理の妨げになるので、.exeファイルを入れたGo_Reader(内側のGo_Reader)フォルダーを切り取り、外側(ダウンロードフォルダー)などに貼り付けておいて下さい。
このフォルダーを切り取る
↓ダウンロードフォルダー等に貼り付け
その後、まだであればGo_Readerのフォルダーを適当な場所に移動させてください。
次に、上側のバーにある小さいアイコンをクリックし、「PC」を選択して下さい。
そこから、「Windows (C:)」という所をクリックし、さらに「ユーザー」のフォルダーをクリックしてください。次にご自身のユーザーアカウント名のフォルダーをクリックし、そこからGo_Readerを保存した場所に移動し、Go_Readerのフォルダーを開いてください。
次に、上側のアドレスが表示されている部分を右クリックし、「アドレスをテキストとしてコピー」を選択してください。それから、左下のWindowsロゴマークをクリックし、「cmd」と入力してください。すると「コマンドプロンプト」というアプリが表示されます。
これは、Windowsのシステムを文字によって操作するものです。ここでは管理者権限が必要になる操作を行うので、「管理者として実行」をクリックしてください。するとユーザーアカウント制御という画面が表示されますが、管理者のパスワードを入力するなどして先へ進んでください。
するとこのような画面が表示されるので、ここにコマンドを入力します。具体的には、ファイル拡張子の関連付けを行うASSOCと、ファイルタイプの設定を行うFTYPEの二つを用います。
下に、Go_Readerを保存されているフォルダーのアドレスから二つのコマンド文を生成するExcelファイルを用意しました。下のExcelファイルをダウンロードし、空欄に先ほどコピーしたアドレスを貼り付けた後、黄色のマーカーで表示されているコマンド文をコピーし、コマンドプロンプトに貼り付けてください。
Go_Reader_initialize.xlsx
コマンドを貼り付けた後、もしコマンドプロンプトの一番最後の行に「C:\WINDOWS\system32>」だけでなく「C:\WINDOWS\system32>FTYPE Go_Reader=…」などと表示されているときは、まだ処理を実行できていないので、Enterキーを一回押してください。
なお、入力するコマンド文は
ASSOC .ugf=Go_Reader
となっています。
FTYPE Go_Reader="(Go_Readerのアドレス)\Go_Reader.exe" %1
最後の行の表示が上の画面のようになっていれば、設定はここで完了です。これ以降、UGFファイルをクリックするだけでGo_Readerが起動し、読み上げを開始します。
ただし、上述のように既にUGFファイルに対して既定のプログラムを手動で設定している場合は、上の手順を正しく実行していてもGo_Readerを既定のプログラムとして設定できないため、その際は2-1の方法によって設定し直してください。
再びKiin Editorを使うには
再びKiin Editorを利用したい場合は、UGFファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「別のプログラムを選択」とし、一覧の中からKiin Editorを選んで「OK」を押してください。その際、「常にこのアプリを使って .ugfファイルを開く」のチェックボックスを入れておけば、そのままKiin Editorを既定のプログラムに設定できます。もちろん、上でご説明した2-1の方法により、UGFファイルに対する既定のプログラムをKiin Editorに設定し直すこともできます。紹介ページへ戻る