第1回関東視覚障害者囲碁やまなし大会
平成25年12月7日開催 |
名人戦の決勝戦の棋譜です。
黒:坂田直樹 晴眼者 19路盤8段、白:中丸仁アマ9段
6目半コミ出し |
55 47 36 53 67 34 44 43 35 65
33 54 24 56 75 74 66 45 46 57
55 64 85 87 68 45 84 34 22 88
86 83 93 82 89 58 78 69 94 99
79 76 59 32 44 77 98 34 23 27
42 52 31 37 16 26 25 49 17 18
15 92 28 29 19 96 97 18 73 72
19(71手完 黒中押し勝ち) |
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松村コメント
黒13手目の24トリは良い手でした。
ただ、39手目の94は危ない手ではないでしょうか。
次に白96にハネられると、セキかコウになってしまいます。
ここでは、筋は悪いのですが77と打つのが安全です。
白99のホウリコミ以降は、白に誤算があったのでしょう。
ここで大きく損をしては白が勝てません。
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第1回関東視覚障害者囲碁やまなし大会入賞者
優 勝 準優勝 三位
名人戦 坂田直樹 中丸 仁 太田 佑
(九段〜五段) (山梨) (東京) (山梨)
段位戦 田中徹二 斉藤碁郎 水嶋 勝
(五段〜4級) (東京) (山梨) (大阪)
級位戦 福田逸斗 稲葉明美 清水亜紀
(10級〜30級) (山梨) (大阪) (山梨)
*クラス分けは、参加者数と棋力を考慮して組み合わせしております。 |
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第16回全国大会 平成25年11月10日開催 |
名人クラス、事実上の決勝戦対局の棋譜です。
黒:竹内眞子(マコ)アマ5段、白:中丸仁アマ9段
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黒:62手投了 白:中押し勝ち
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65 35 67 73 34 24 23 25 44 47
63 62 52 64 53 75 76 55 66 54
45 46 56 74 72 82 61 86 87 96
58 78 48 38 88 22 33 13 32 49
92 93 81 91 36 37 92 68 77 91
84 85 92 83 94 57 97 91 89 71
62 81
(62手完 白中押し勝ち) |
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松村先生のコメントです。
この碁は、右辺白の死活によって大熱戦になりました。
まず、黒の43手目81がチャンスを逃しました。この手では94に打てば、白は84とコウにしますので、黒83と取れば白にコウダテはありません。 もともと、白は40手目の49で81に手入れしておけば優勢だったでしょう。 また、42では83とツギ、黒81、白57と打てば攻め合い白勝ちでした。 黒43手目からのコウ争いは、正しく打てば黒が優勢でした。 57手目の97が敗着です。この手では一旦コウ争いを離れて89に下がるべきです。
白が59と取り、黒97 白99、黒71、白79とつめてくると、黒92、白95、黒84、白91となった後に黒58のコウダテがあります。
何度か黒にもチャンスがあった、惜しい碁でした。 |
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対戦(左:中丸9段、右:竹内5段)が終わり
試合のポイントを説明する浅江さん、右は宮野さん |
第16回 全国視覚障害者囲碁大会
(入賞者リスト) |
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優勝 |
準優勝 |
三位 |
敢闘賞 |
名人
クラス |
中丸
仁 |
山崎
守男 |
竹内
真子 |
門脇
原生 |
(九段〜
五段) |
東京 |
枚方市 |
兵庫県立
特別視覚
支援学校 |
寝屋川市 |
高段クラス |
谷口
貴大 |
小林
望 |
林
春雄 |
中村
功 |
(四段〜三段) |
宮城教育
大学 |
山梨県 |
堺市 |
宝塚市 |
初二段
クラス |
中村
文信 |
高橋
勝幸 |
辻本
信夫 |
林
照明 |
(二段〜初段) |
神戸市立
盲学校 |
神戸市 |
大阪市平野区 |
大阪市平野区 |
シングルA
クラス |
三谷
アキヨ |
渡辺
國男 |
田中
文雄 |
向井
國廣 |
(1級〜
4級) |
枚方市 |
河内長野市 |
神戸市 |
奈良県 |
シングルB
クラス |
尾ア
寛太 |
吉川
典雄 |
稲葉
明美 |
山下
孝雄 |
(5級〜
10級) |
平群くまがしジュニア |
京都ライト
ハウス |
寝屋川市 |
大阪市平野区 |
上級クラス |
高田
昌信 |
太田
瘤氈@ |
佐保
寛志 |
冲田
壮志朗 |
(11級〜
18級) |
高槻市 |
大阪市
平野区 |
北海道 |
平群くまがしジュニア |
中級クラス |
土志田
武 |
山本
正樹 |
和田
才一郎 |
坂井
俊博 |
(19級〜
24級) |
神戸市 |
神戸市 |
大阪市
視覚障害者福祉協会 |
神戸市 |
初級クラス |
松田
祐宣 |
三口
雄康 |
久居
秀仁 |
大橋
一男 |
(25級〜
30級) |
神戸市 |
奈良県立
盲学校 |
奈良県立
盲学校 |
奈良県立盲学校 |
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第15回全国大会 平成24年11月11日開催
大会結果は『お知らせ」ご覧ください。
名人の部の優勝決定戦の棋譜と松村先生のコメントを記載します。
黒(先): 山崎守男氏
白: 中丸 仁氏
結果: 黒50手投了 白中押し勝ち |
The title match was held between Mr. Yamazaki (Black) and Mr.Nakamaru (White).
|
66 44 45 35 54 36 43 34 53 85
75 86 84 77 67 94 83 68 58 78
33 47 48 38 57 23 22 14 46 37
39 29 69 79 88 98 97 89 99 49
59 98 24 25 99 76 98 65 39 55
(50手完 白中押し勝ち)
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松村先生コメント
黒23手目の48は危ない手でした。白に57と切られると、以下、38、27、46、28、26、18、59まで、黒が攻め合いに勝てません。
白24手目の38はチャンスでした。
半目を争うような細かい勝負ですが、黒33手目の69に79と押さえた手が疑問手で、ここでは88に戻しておく方がよいと思います。続いて黒12に対し、76とダメを詰めるヨセが先手になり、白が半目勝っています。
黒が88に置いて、コウになってしまいました。ただ、黒はコウに仕掛ける前に、49ツギ、28ツギを決めておけば良かったでしょう。それからコウを仕掛けると、白は74の地点にコウ立てがありますが、黒にも23のコウ立てがあり、白が全滅します。
実戦は、49トリをコウ立てに打たれたのが痛かった。
黒の敗着は47手目の98です。ここは見損じがあったと思われますが、65にツグしかなかったでしょう。
以下、白のコウ取りに黒93とアテてコウを譲り、次に黒12に回ることができれば、半目勝負です。
双方正しく打つと黒の半目勝ちになります。
常に地合いも細かく、コウ争いもある、決勝戦にふさわしい熱戦でした。 |
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第14回全国大会 平成23年11月13日開催
大会結果は「お知らせ」をご覧ください。
「名人」の部の優勝決定戦の棋譜を掲載します。
黒(先): 山崎守男氏
白: 中丸 仁氏
結果: 黒43手投了 白中押し勝ち |
The title match was held between Mr. Yamazaki (Black) and Mr.Nakamaru (White).
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黒1手目 :56 53 36 34 75 77 68 85 84 86
黒11手目 :74 67 57 78 43 44 33 23 22 24
黒21手目 :52 62 42 64 55 54 73 63 12 65
黒31手目 :66 76 72 61 71 82 94 95 25 41
黒41手目 :14 81 (投了) |
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松村先生コメント
黒の13手目57は、58に引くほうが厳しいでしょう。 同じように白が38に押さえたときに、一旦54にツケ、上辺のハネダシと右下隅のトリカケを見合いにします。
43からの仕掛けに対して、白が23からハネついだのはやや疑問手でした。実戦のように52にハネられて困っています。
ところが、白の62二段バネに対して単に42とツイだ手が敗着です。 ここは一発63にキリを打ってからツゲば、黒が勝っていました。
白に64とカケツガれては、チャンスがありません。
さかのぼって、白23のハネツギでは、単に64にカケツグ方が良かったでしょう。黒24ハネには、白65から切って、隅の黒を取りにいきます。
難解な攻め合いですが、白はこうするよりなさそうです。
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タイトル戦中の二人 |
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会場風景 |
対戦中の中丸氏と山崎氏 |
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第13回全国囲碁大会 平成22年11月28日開催
大会結果は「お知らせ」をご覧ください。
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第12回全国囲碁大会、平成21年11月15日(日)に開催
約90人の試合参加者、60人のボランティア参加の下に全国大会を次の通り行いました。
日時 11月15日 日曜日 AM12:00〜PM5:00
会場 東大阪市 大阪商業大学 ラビックホール5号館1階
試合の結果は次のとおりです。
クラス |
1 位 |
2 位 |
3位 |
敢闘賞 |
名人クラス
7段〜4段 |
中丸 仁
(7段東京) |
佐野耕治
(4段愛媛) |
山本忠夫
(7段姫路) |
岡田海斗
(5段平群ジュニア)) |
有段者クラス
3段〜初段 |
加納 弘
(2段大阪市平野区) |
北村知弘
(3段奈良盲学校) |
山 勇
(初段平野区) |
中村忠明
(3段高槻) |
シングルA
1級〜5級 |
平江修治
(4級平群ジュニア) |
仲井陽一
(2級高槻) |
向井朝夫
(1級八尾) |
高橋勝幸
(4級平野区) |
シングルB
6級〜10級 |
二川大哉
(10級筑波技術大) |
門脇多津子
(6級寝屋川) |
井上豊重
(8級高槻) |
渡辺 薫
(6級平群ジュニア) |
上級者クラス
11級〜15級 |
水嶋久美子
(11級枚方) |
金満雅之
(16級平郡ジュニア) |
塚本成希
(14級平群ジュニア) |
中瀬倫太郎
(15級東京) |
中級者クラス
16級〜25級 |
田北二郎
(24級門真) |
今井弘一
(23級平野区) |
佐久間龍一
(20級筑波技術大) |
畑中道則
(17級寝屋川) |
初級者クラス
26級〜30級 |
稲葉明美
(26級寝屋川) |
下山治雄
(28級平野区) |
北川博之
(28級平野区) |
東 美千代
(27級豊中あすなろ) |
試合終了後に、恒例の日韓対決、名人クラスの優勝者と韓国代表の宋 重澤(ソンチュンテク)氏とのタイトル戦が行われました。
結果 : 優勝 中丸 仁氏 準優勝 宋 重澤氏
黒(先): 宋 重澤氏(アマ9段)
白: 中丸 仁氏(アマ7段)
結果: 黒43手投了 白中押し勝ち |
The title match was held between Mr. Son (Black) and Mr.Nakamaru(White).
|
黒1手目 :55 47 67 35 34 44 45 33 36 24
黒11手目 :25 34 26 77 68 66 56 57 65 76
黒21手目 :53 54 64 63 73 62 46 72 78 88
黒31手目 :52 83 74 82 22 32 89 87 37 85
黒41手目 :14 13 (投了) |
|
タイトル戦中の二人 |

試合中 |

試合終了 |
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第11回全国囲碁大会、平成20年11月2日(日)に開催
80人以上の参加者の下に全国大会を次の通り行いました。
日時 11月2日 日曜日 AM12:00〜PM5:00
会場 東大阪市 大阪商業大学 ラビックホール5号館1階
試合の結果は次のとおりです。
クラス |
1 位 |
2 位 |
3位 |
名人クラス |
宋 重澤(韓国) |
山本忠史(姫路) |
二村 晃(肥後橋) |
有段者クラス |
波羅誠治(ヒカル) |
門脇原生(寝屋川) |
浅野任規(堺) |
シングルクラス |
高橋 悠(平群) |
柿島光晴(東京) |
加納 弘(高槻) |
上級者クラス |
喜多 初(上宮中) |
仲井陽一(高槻) |
北山卓嗣(和歌山) |
中級者クラス |
中村文信(筑波) |
森田光郎(寝屋川) |
安田一成(上宮中) |
初級者クラス |
井上眉美(豊中) |
飯田剛士(静岡) |
中谷末広(門真) |
全国大会の名人の対戦のビデオを掲載しています。
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第10回 全国覚障害者囲碁大会
平成19年9月30日、東大阪市の大阪商業大学、Re/Ra/Ku館において、当会主催「九路盤囲碁「タイトル戦」が行われました。
熊本市の中丸 仁氏と韓国の宋 重澤氏がタイトル戦(名人位)を行い、宋氏がチャンピオンに輝きました。その棋譜を紹介します。 |
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対戦中の中丸氏と宋氏。 解説は重野、森野プロ。 |
会場風景 |
期日:2007.09.30 6目半コミ
黒(先): 中丸 仁氏 白: 宋 重澤氏
結果: 37手終了 2目半勝ち |
The title match was held between Mr. Nakamaru (Black) and Mr. Son(White).
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黒1手目 :55 67 47 75 53 52 42 63 62 54
黒11手目 :43 44 64 65 45 74 34 72 51 58
黒21手目 :48 49 57 68 39 59 38 71 64 54
黒31手目 :66 76 56 61 52 64 44 |
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右端のボタン : >、>>、>| 進む <、<<、|< 戻る Reset 最初へ
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第9回 全国覚障害者囲碁大会
平成18年11月12日、東大阪市の大阪商業大学、Re/Ra/Ku館において、
当会主催 九路盤囲碁「タイトル戦」が行われました。
熊本市の中丸 仁氏と那覇市の大浜用忠氏がタイトル戦(名人位)を行い、中丸氏がチャンピオンに輝きました。 その棋譜を紹介します。
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 |
 |
対戦中の中丸氏(左)と大浜氏。 解説中の森野9段と重野2段。 後ろは浅江先生 |
大阪商業大学の会場風景 |