日本視覚障害囲碁普及会のあらまし

名    称 日本視覚障害囲碁普及会
住    所 〒565-0853 大阪府吹田市春日4−11−4−205
代 表 者 湯川 光久(ユカワ ミツヒサ)
事務局 住所 〒565-0853 大阪府吹田市春日4−11−4−205
事 務 局 宮野 文男 (ミヤノ フミオ)
連 絡 先 電話06-6318-6278、 FAX06-6338-6715
メールアドレスfmiyano@skyblue.ocn.ne.jp
団 体 人 員 300名(会員250名、指導ボランティア・役員・事務局員50名)
盲学校卒業生体験者400名
活 動 内 容 視覚障害者(及びグループ)への磁石式凹凸の碁石、嵌め込み式碁盤、音声囲碁ソフト、点字テキストの開発と提供、視覚障害者への囲碁活動支援のサポート(大会開催、活動紹介)、視覚障害者への囲碁指導。
推薦団体名 大阪市ボランティア情報センター

上記は、大阪ボランティア情報ネットワーク http://www.ovn.gr.jp/ の団体情報に基づき作成。


普及会の趣旨
今まで 視覚障害者の囲碁は難しいと言われていましたが、凹凸のある碁石を使うことで白黒の碁石を判別でき、交点をつなぐ線は、視覚障害の方が触って確認できるように凸線として浮き出し、交点は碁石が触っても外れないように凹点にした嵌め込み式の九路盤であればできるようになるのではないか、という信念のもと、1993年10月に囲碁の普及活動を開始しました。専用の九路盤による囲碁は、現在、7校の盲学校と24の福祉センター等の視覚障害者福祉施設で行われ、さらに各地の福祉センターでも新たに採用されています。
視覚障害の方は、視力を失うと同時に歩くことや移動などに不自由を強られ、日常生活が一変、現実社会に失望や絶望される方が多くおられます。そのような時に私たちの活動は、囲碁を通して聴覚力や触覚力やイメージ力が新たに備わり、晴眼者とハンデ無しで対局でき、仲間の輪を広げることなどで、この現実社会に立ち向かう勇気や希望・自信及び社会参加の一助になることを願い、行っております。


九路盤による対局の様子

九路盤による対局の様子

対局者は、黒の打ち手から見て左手上方の隅を1の1として石の位置を相手に教えます。今、写真の左側の白の打ち手が、横軸、縦軸の順に白の位置を6の3と確認しています。




主な活動

  • 九路盤(凹凸盤)・碁石・ケースセット製作・提供(囲碁クラブ・団体は相談応、個人は実費をお願いしております。実費は囲碁盤セット製作費に当てております。ご協力お願いします。)
  • 各地の盲学校及び視覚障害者施設等に、囲碁クラブ・同好会の設置
  • 囲碁指導員の養成・派遣と囲碁指導・普及ボランティアの募集
  • 入門書、進級編テキスト(墨字テキスト、または点字出力用フロッピー)、対局用パソコン囲碁ソフト「卓ちゃん:音声化」の提供
  • 地方・全国・世界九路囲碁大会の開催、選手に対する助成や連絡などのサポート。
  • 当会の活動紹介ビデオ(NHKテレビ)やカセットテープ(NHKラジオ)の提供。
  • 盲学校・福祉センター(社会人)などの囲碁活動に対して、囲碁指導員・対局者を紹介・派遣。
  • 盲学校卒業後も囲碁活動継続を希望されれば、それぞれの都合を考慮のうえ、自宅近くの福祉センターなどに囲碁サークルを開設、または自宅に指導者・対局者を紹介・派遣。 
  •  当会主催による九路囲碁(ミニ碁)段級位認定大会の開催と認定状の発行・授与 

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